熊本市Iさま邸
住宅街に建つ国産杉のハンドカット・ログハウスです
2018年に完成、築2年目になりました。
完成後にもセトリングの対応をしていましたが、さすがハンドカット、時間をかけてしっかりと沈み込んでたようです。

↑セトリングスペースがかなり圧迫されてます。断熱材もぎゅうぎゅう
↓チェーンソーでセトリングスペースを広げます。カバーを付けた後ですが、↑より建具とのスペースが大きくなっているのがわかりますか?

ログ躯体部分の建具はすべてチェックしていきます
ついでにセトリングで下がった通しボルトもカット

ハンドカットもマシンカットも、建築後最初の数年はこういうチェック(メンテナンス)に伺わせていただきます
さて、ログハウスは定期的なメンテナンスが必要です。
もちろん一般的な住宅でもメンテナンスは必要ですが、建物のほとんどが無垢材でできているログハウスは一般住宅よりメンテナンス頻度が多く必要になってきます
無垢の木に囲まれたログハウスはとても気持ちよく健康的に過ごせる建物ですが、長く快適に住まい続けるためには一般住宅よりも高い頻度でメンテナンスが必要になってきます。
できるだけメンテナンスをしなくていい住宅がいい、という方も実際に多くいらっしゃるかと思います。
ログハウスに興味を持っていただいた方からも今までにメンテナンスのこととは多く(というかほとんどのかたに)尋ねられました。
なのであえてメリット・デメリットという言葉で表すとして、デメリットは簡単に言うと一般住宅よりもメンテナンスが多く必要になりますよ、ということでしょうか。
反対に言うと、しっかりメンテナンスを続ければ築年数が経てば経つほどにヴィンテージ感がました味わいのある住まいになるということです
そういうわけで(?!)必然的に完成後もオーナーさま(とくにログハウスや薪ストーブユーザーさま)とは長いお付き合いになっております
近代的な住まいが一般的になってきている時代ですが、こういう人の手によって永く生き続ける住まいというのもいいもんじゃないでしょうか(^^♪
wrote:クニオカ
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